新型コロナウィルスのパンデミックの中にあって、学校教育はひどく分断されてしまいました。世界中で、学校の閉鎖の影響を受けた子どもたちと十代の若者たちの数は16憶人以上に上ります。そうした教育システムの多くが今、通常の対面学習に戻っていますが、それでも6憶9500万人以上がいまだに部分的または完全な学校閉鎖の憂き目にあっています。調査によると、パンデミックが発生してから1年後の時点で、小学生の55%と中学生の65%がそれまでになかった学習環境を余儀なくされていたといいます。けれど、この通常と異なる学習環境は、免疫率が上昇し感染症例数が減少すれば主流ではなくなっていくでしょう。
新学期が始まりました。これは、一部の子どもたちにとっては大きな恐怖と両親との分離不安を経験することを意味しています。一般的に、新学期にはどんな子どもでも緊張するものですが、そうした子どもと、専門家の助けが必要なほどの強い不安感を抱く子どもには大きな違いがあります。全国では多くの生徒や学生たちがようやくまた学校へ通い始めています。長い間家に閉じ込められた後で、こうした状況を与えられるのは歓迎されるべき救済でしょう。けれど両親のそばを離れることに躊躇を感じ、この先に何が待っているのか分からない幼い子どもたちにとっては、怖くて仕方のないことでもあるのです。
アメリカ全体で感染率が低下していることを受けて、秋から従来の授業スタイルに戻ることが期待されています。けれど、多くの生徒たちは、特に学校に戻ることに不安を感じている生徒たちは、これに精神的に葛藤しているかも知れません。教育現場が混乱していることで、生徒の孤立感を招き、気持ちが下がり、ストレスが増大するなどの学習障害がもたらされましたが、一方でこれが良い方向へ働いた生徒たちもいる可能性があるのです。自分の子どもが学校に戻ることに苦労するだろうと心配しているあなたに向けて、ここからはそんな子どもたちを助けるためのアイデアをいくつかご紹介します。
子どもたちの気持ちを確認する
あなたの子どもが、自分のストレスの原因が何であるのかを突き止める手助けをしてください。不安を抱えるのは当然のことなのだと子どもたちに教えましょう。子どもたちに常に注意を向け、定期的に時間をとって、子どもたちが自分たちの不安を口にできる機会を設けてください。幼い子どもたちや特別な支援が必要な子どもたちの中には、自分の感情を言葉で表すことができない子たちもいます。泣く、焦り行動、腹痛を訴える、注目や愛情を求めるなどの不安を表す行動が見られないかを確認してください。親は子どもの感情を認識し、確認する必要があるのです。
あなた自身の恐れや不安は寄せ付けないようにしましょう。あなたが心配していることを伝えることは構いませんが、それは、子どもと一緒に前向きに問題に向き合っていくための方法を示す手段のひとつとして使ってください。
共感を示しながらも、期待していることもしっかり伝える
子どもたちが自分を不安にしている理由から目を背けると、恐れの気持ちを大きくとらえすぎていることを認識できない、状況に対処する自分の能力を過小評価していることに気づくことができないなどの問題が起きます。これがさらなる大きな不安感につながり、快適でいるための唯一の方法は不安の種を避け続けることだと思い込んでしまう可能性があります。不安な気持ちを抱えた幼い子どもたちやティーンエージャーは、朝に家から出ることも嫌がるかもしれません。これに対処するためには、子どもたちの不安な気持ちを理解し共感していることを示しながらも、彼らがその不安感にどう向き合っていくかに期待をしているのだと伝えることが必要なのです。もしあなたの子どもが朝家を出るのを嫌がるのであれば、学校に行くことを期待していることをはっきり伝えながら、心配事を解決するためにあなたが支えになることが大切です。
ポジティブなことを強調する
あなたの子どもの心を恐怖からそらすために、学校で好きなことについて教えてくれるように頼みましょう。最も懸念が強いティーンエージャーでさえ、普段彼らが好ましく思っていることを何かしら思いつけるものです。新しい友だちができたことや特別に興味を持っているテーマ、またはアートプロジェクトに参加することをとても楽しんでいるかも知れません。物ごとの良い面を探すことで、困難なことがそれほど圧倒的ではないように見えるものです。
日課を作る
いつも通りのことや日課は、不安を感じている幼い子どもたちにとって、特に不確実な時期には有益なものです。学校が始まる数週間前までに、新しい毎日の日課を作りましょう。就寝時間と起床時間を早めに設定し、子どもが朝食を食べてきちんと身支度をすることから1日を始めるようにします。1年の始めには門限時間を設定して、子どもが夜、適切な睡眠時間を取れるようにしましょう。
自宅に宿題をやるためのスペースを設定する
これはそれほど優先順位が高いことではないかも知れませんが、自宅に子どもたちが勉強や宿題をやるための専用スペースを作ることで、子どもたちの気持ちが楽になり、一生懸命勉強することに集中することができるようになります。学校へ行くことや学校で起きるだろう心配事から子どもたちの心をそらすことが出来るかも知れません。同時に、子どもたちをしっかりと励まし、安全のための決まり事をきちんと教え、良いことを心に浮かべさせるようにします。デスクチェアの色を選ばせたり、人間工学に基づいたマウスやキーボードについて教えて好きなものを選ばせたりすると良いでしょう。シットスタンドデスクは子どもたちにとって単にかっこいいだけでなく、動きながら机で様々な作業ができるという点から、子どもにとっても大人にとっても、健康的に利点があります。実店舗でもオンラインショッピングでも、子どもたちと一緒に買いものに出かけましょう。このことで子どもたちの心が高まって、学校へ行くという心配を脇道にそらすことができるかも知れません。
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学校について、少しだけ話をする
学校が始まる日が近づくにつれ、子どもの時間割りについて具体的に話をするようになりますが、あまりひんぱんに話題にしないようにしましょう。立て続けに何週間もくり返し話すと、子どもたちの頭の中は常に学校の時間割りでいっぱいになり、それ以外を考えられないようになってしまいます。子どもはひとり1人に個性があります。時間割りについて話したり科目について口にしたりする代わりに、子どもと同じ学校に通っている子どもたちを招いて一緒に遊ばせることで、子どもが学校へ行くことへのつながりを維持しましょう。子どもたちは学校の初日に友だちと会うことを楽しみにするようになります。
学校の規則について確認する
マスクの着用が義務なのか自由意志に任されているのかなど、学校が始まる日までにすべての規則や求められていることについて、子どもと一緒に確認しましょう。学校によっては、新しい規則や決まり事が設定されていることもあります。こうしたことを学校に戻る前に子どもと一緒にひと通り確認することが必要です。学校はその地域に最適な決まり事を設定しているので、家族や子どもたちはそれに順応することが求められるのです。
教師とコミュニケーションを取る
遠隔学習を通してあなたの子どもをサポートして来た教師や学校職員とコミュニケーションを取ることがとても大切です。あなたの子どもの担当教師に、子どもについての正確な情報を伝えるように準備しますが、子どもの視点に基づいて情報を記述するようにしてください。子どもを送って行く際の手順について教師に問い合わせましょう。学校に到着した際に、本当は正面玄関前に降ろさなければならないのに教室まで送って行ったら、子どもたちが動揺してしまいます。ソーシャルディスタンスや手を洗う際のルールなどをまとめた、簡単な説明会を事前に計画できるかを確認すると良いでしょう。
学年中は常に子どもたちと話し合いをして、教師と協力してどんな疑問にも答えるようにしましょう。変化はとても良いものであるのと同時に、ストレスを与えるものでもあります。新型コロナウィルスのパンデミックが発生したばかりの頃に自宅学習に慣れることができたように、あなたの子どもは最終的には学校に慣れて順応できるようになります。
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