コロナ禍の影響もあり、リモートワークへと移行して、デスクワークの時間が、以前よりも長くなっていませんか?デスクワークの時間が長くなると、首が痛くなる症状に悩まされることも多くなります。
首が痛いと作業効率も落ちて、将来的に痛みが強くなってしまうリスクもあります。そのため、できる限り早く原因を突き止めて、首の痛みを改善したいものですよね。
この記事では、デスクワークで首が痛くなる理由や、首の痛みを改善する方法を解説します。デスクワークによる首の痛みで悩んでいる場合は、ぜひ最後までご覧ください。
デスクワーク中に首を曲げる時間が長いと首が痛くなる
首を曲げる時間が長くなるほど、首が痛くなりやすい傾向にあります。なぜなら、首を曲げる動作は首に負担を強いるからです。さらに、首を曲げる角度大きいほど、首にかかる負担も大きくなることが分かっています。
具体的には、首の角度と負担の関係は、以下のようになります。
・首を15度、前に曲げると約12kgの負担
・首を30度、前に曲げると約18kgの負担
・首を45度、前に曲げると約22kgの負担
・首を60度、前に曲げると約27kgの負担
つまり、デスクワーク中の首の痛みの原因は、首の角度と時間に影響されるのです。すなわち、デスクワークの首の痛みを改善する場合は、次の事に気を付けるといいです。
・首を長時間、曲げないのようにする
・首を曲げる角度を、なるべく小さくする
改善方法は、いたってシンプルなのです。もう一つ付け加えるとすれば、マッサージなどの一時的な対処療法のみに頼るのではなく、生活習慣という根本原因に目を向けることも大切です。では、具体的な首の改善方法を解説します。
すぐにできるデスクワークによる首の痛みの改善方法
デスクワーク中に首を後ろに曲げるようなストレッチを30分ごとに実践すると、首を曲げ続ける時間も少なくなり、首の痛みの改善が期待できます。
首を後ろに曲げとストレッチできる筋肉は、胸鎖乳突筋。頭を支えるために緊張しやすい筋肉の一つだと言えるでしょう。胸鎖乳突筋をストレッチして、首の緊張を緩め、デスクワーク中の負担から解放してください。
【胸鎖乳突筋のストレッチ方法】
①首を後ろに曲げる
②首を後ろに曲げたまま、頭を右側に傾ける
③首の左全面にストレッチ感があればOK
④10秒ほどキープすると、左側の胸鎖乳突筋を十分にストレッチできる
⑤反対の胸鎖乳突筋も同じようにストレッチする
首の痛みを解決するためにデスクワーク環境に気を配る
首の痛みを解決するために、デスクワーク環境にもこだわってみましょう。パソコン画面を見る際に、首を曲げる角度が小さくなるようにデスクワーク環境に整えると、首の負担を減らすことができます。
つまり、モニターの位置を高くしたり、猫背ではない正しい姿勢を維持できるようなデスクワーク環境を目指すと、首の痛みの改善が期待できるのです。
たとえば、モニターの位置を高くするには、モニターアームを使うと自由自在にパソコンモニターの高さを変えられます。さらに、姿勢を正しくするには、背骨のS字カーブにフィットした背もたれの椅子を使うと背筋を伸ばしやすくなります。
特にリモートワークの場合は、自宅のデスクワーク環境を見直してみるのもおすすめです。
デスクワーク中は、首を曲げないよにする対策で首の痛みを解決しよう
デスクワークの首の痛みを改善するには、デスクワークという生活習慣に目を向けて、いかに対策を講じるかが重要です。
デスクワーク中に、こまめに首をストレッチしたり、デスクワーク環境を見直したりして、首への負担を減らすようにしてください。そうすることが、首の痛みの改善へとつながることでしょう。
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