デスクワーク中心のライフスタイルが定着した今、「長時間の座りっぱなし」は多くの人にとって避けて通れない問題となっています。腰痛や肩こり、集中力の低下など、体への負担を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
そんな悩みを解決する選択肢として注目されているのが昇降式スタンディングデスク。しかし、「モデルが多すぎてどれを選べばいいか分からない…」という声も少なくありません。本記事では、FlexiSpotの昇降式デスク選びで“失敗しない”ために、各モデルの特徴や選び方のポイントを分かりやすく解説します。用途や予算、設置スペースに合わせて、あなたにぴったりの一台を見つけましょう。
目次
1、スタンディングデスクとは
2、スタンディングデスクの構成
3、スタンディングデスク購入のガイドライン
3.1【作業効率を上げたい人のベストアイテム】——E7H
3.2【デスク下の収納スペースを有効活用したい方に】——E7Pro(公式限定)
3.3【広い昇降範囲、アジアの身長にマッチした人気商品】——E7
3.4【革新的なデザイン、天然の竹製天板、環境に配慮する方に】-E8Bamboo
3.5【引き出し付き、おしゃれな外観】——EW8
3.6【初めてのスタンディングデスクにおすすめのスタンダードモデル】— EF1
3.7【短時間で簡単に組み立てたい方に最適】——E9
3.8【お子様向けのデスク】——SD1
3.9【電源不要、手動で簡単に昇降できるモデル】——H1
1、スタンディングデスクとは
スタンディングデスクとは、立ったまま作業ができるデスクのことで、近年、欧米諸国ではすでに主流となりつつあります。特にスウェーデンでは、従業員の健康を守るため、企業がスタンディングデスクを積極的に導入する政策も推進されています。
このスタンディングデスクは、立位と座位を自由に切り替えることで、腰痛対策や血流の改善に効果があり、長時間のデスクワークでも快適な姿勢をサポートしてくれます。
また、日本でも働き方改革や健康経営の一環として、大手企業を中心に昇降デスク(高さ調整機能付きデスク)の導入が進み、スタンディングワークを取り入れる動きが広がっています。
2、スタンディングデスクの構成
「スタンディングデスクにはさまざまな種類やデザインがあるけれど、どれを選べばいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。ここでは、スタンディングデスクの基本構成についてご紹介します。

特に人気の高い電動昇降デスク(スタンディングデスクの中でも、ボタン操作で高さ調整が可能なタイプ)は、以下の9つの主要パーツから成り立っています:
天板、昇降支柱、脚、サポートプレート、コントロールボックス、モーター、ビーム、ケーブルカバー、タッチパネル。
これらの部品が連携することで、スムーズかつ静音性の高い高さ調整を実現し、快適なスタンディングワーク環境を支えています。
天板
スタンディングデスクの使い心地やインテリアとの相性を大きく左右するのが「天板」です。
FlexiSpotのスタンディングデスクでは、長方形型やカーブ型、配線スリット付きなど、用途や空間に合わせて選べる多彩なバリエーションを展開しています。
カラーバリエーションも豊富で、ナチュラルな木目調からシックなブラック・ホワイト系まで、インテリアスタイルに合わせた自由なコーディネートが可能です。
サイズは100×60cm・120×60cm・140×70cm・160×70cmなど複数展開しており、使用されている素材は米国、カナダ、EU、日本において安全認証を取得しています。

メラミン樹脂化粧板 | 中密度繊維板(MDF) | 天然の竹製天板 | |
メリット | 硬い、変色しにくい、熱や水、汚れに強い。丈夫で長持ちしやすい。 | 加工性に優れ、無垢材より大きいサイズのものを作れる。 | 天然素材で環境に優しい。集成材強度、耐久性、耐水性、耐摩耗性及びカビ抵抗性に優れ、DIYしやすい。 |
デメリット | 硬いため加工形状に制限あり、天然素材にこだわる方には不向き。 | 湿気や水分に弱く、重い。 | 値段が高め。 |
脚フレーム
スタンディングデスクの使用感や安全性に大きく関わるのが「脚フレーム」の設計です。脚フレームは、昇降支柱と脚部から構成されており、FlexiSpotでは、自動車にも使われる高強度のSPCC鋼材を採用。これにより、昇降デスク全体の耐久性と安定感が格段に向上し、長期間安心してご使用いただけます。
脚フレームは工の字型とコの字型から選ぶことができます。

工の字型は重心(支柱)が真ん中になるため安定性が向上します。
コの字型は、支柱が奥に配置されているため、収納ワゴンなどをデスク下にスムーズに配置でき、限られたスペースを有効活用しやすいのが特長です。
使用環境やワークスタイルに合わせて、自分に合った脚フレームを選ぶことで、スタンディングデスクの使い勝手がさらに向上します。
昇降支柱
支柱の形状: 正方形と楕円形の2種類があります。丸みを帯び角の無いデザインの楕円形は、小さなお子様がいる家庭でも安心して設置できます。また、和やかな外観になるので、和室でも、洋室でも、様々な部屋の雰囲気になじみます。正方形タイプはスッキリとした印象となり、クールな雰囲気を醸し出します。

支柱の接続形状: 正ピラミッドと逆ピラミッドの接続方法があり、基本デザインが異なり、僅かながら正ピラミッドの方が安定性に優れています。

昇降範囲: 二段階調節式と三段階調節式がございます。
三段階調整式は二段調整階式よりも昇降範囲が広く、昇降天板を支える力が増すため、二段階調節式に比べ耐荷重・安定性に優れ、大人にもお子様にも扱いやすくなっています。

脚
脚は埋め込み脚と非埋め込み脚の2種類から選べ、埋め込み脚は脚の真ん中に穴が開いており、ネジで昇降支柱としっかり組み合わせるため、非埋め込み脚に比べると安定性が向上します。

脚の先端はマイターと馬蹄形から選択でき、これらは共にぶつけてしまった際の安全が考慮されたデザインですので、お子様からお年寄りまで安心してご使用いただけます。

脚の下には、保護材としても作用するアジャスター付き、床面のキズ防止、移動時の振動音減少に効果を発揮します。また、アジャスターをネジ式キャスターに付け替えることも可能で、掃除や移動がさらに便利になります。

モーター
スタンディングデスクのスムーズな高さ調整を支えているのが、内部に搭載された「モーター」です。コイルに電流が流れることで発生する磁界が、磁石と反発/引き合うことで回転力を生み出します。
FlexiSpotの電動式スタンディングデスクでは、使用目的や求める安定性に応じて、シングルモータータイプとデュアルモータータイプの2種類から選べます。
シングルモーターデスクは2本ある支柱のうち片側に1つのモーターを搭載し、中央のプロペラシャフトを駆動することで、左右の脚フレームを同時に昇降させます。

デュアルモーターはデスクの支柱両側にそれぞれ1つずつのモーターを搭載します。
モーターを2つ搭載することにより駆動力が強化され、上下昇降スピードや安定感も増します。

さらに、FlexiSpotのスタンディングデスクは、動作音にも配慮。モーター作動音は50dB以下と非常に静かで、これはエアコンの稼働音の約1/3程度。深夜や静かなオフィス環境でも、近所迷惑にならず快適に昇降操作が可能です。
ケーブルカバー、ビーム
ケーブルはデスク下のトレイにすっきりと収納できるため、足元の配線に引っかかってパソコンやディスプレイが倒れるといった心配がありません。さらに、配線が乱雑だとホコリが溜まりやすく、掃除の手間も増えてしまいます。ケーブルカバーを活用することで、清掃がしやすくなるだけでなく、ケーブルの踏みつけによる断線などのトラブルも未然に防ぐことができます。

ビームは天板の幅に応じて長さを調整できるため、対応サイズ内であればお好みの天板を使ったDIYも可能です。
サポートプレート
サポートプレートには小さなゴムパッキンが付いており、天板との摩擦を軽減する役割を果たします。

デスク全体の耐荷重
スタンディングデスクを選ぶ際に重要なのが「耐荷重性能」です。FlexiSpotの電動昇降デスクシリーズではモデルによって耐荷重が異なり、最大160kgまで耐えられるハイスペックモデルもラインナップされています。この160kgという数値は、一般的な大人が乗ってもしっかりと支えられるほどの高い強度を誇ります。
タッチパネル
タッチパネルのレスポンスは良好で、物理ボタンに比べよりスムーズな操作が可能です。
多様なコントロールパネルがラインナップされ、デザインおよび用途に合わせてお選びいただけます。

<各機能の詳細>
メモリ機能:天板の高さを複数登録でき、ボタンひとつで好みの位置に設定が可能。立ち・座りの切り替えをより快適にします。
USB端子:パネル横にUSBポートを搭載し、スマホやデバイスの充電が手元でできて便利。昇降デスクとしてだけでなく、効率的なワークスペース構築にも最適です。
ロック機能:誤操作を防ぐためのロック機能付き。小さなお子様やペットのいるご家庭でも安心してご利用いただけます。
障害物検知機能:昇降中に障害物を検知すると、自動で動作を停止し、元の高さに戻る安全設計を採用。安全面にも配慮された設計です。

3、スタンディングデスク購入のガイドライン
FlexiSpotでは、多様なニーズに応えるスタンディングデスク/昇降デスクを展開しています。以下は、目的別におすすめするモデルとその特徴です。
①【作業効率を上げたい人のベストアイテム】——E7H
整理整頓された作業環境を実現するために、さまざまなケーブル収納ソリューションを搭載しています。
さらに、従来モデル(E7)と比べて耐荷重性能が大幅に向上し、最大160kgまで対応。安定感・安心感の両立が魅力です。

②【デスク下の収納スペースを有効活用したい方に】——E7 Pro(公式限定)
コの字型フレームを採用したE7 Proは、デザイン性と機能性を両立。デスク下のスペースを広く確保できるため、キャビネットや収納ワゴンとの併用にも最適です。
三段階調節の脚フレームとデュアルモーターにより、安定性と操作性を兼ね備え、耐荷重は100kg。

③【広い昇降範囲で、世界中のユーザーにフィット】——E7
E7は最低58cmから昇降可能なため、お子様の学習机からオフィス用デスクまで幅広く活用できます。
柔軟性と安定性に優れた人気の昇降デスクとして、多くのユーザーに選ばれています。

E7シリーズの比較表は昇降デスク購入ガイドページからご確認いただけます。
④【革新的なデザイン、天然の竹製天板、環境に配慮する方に】——E8+Bamboo
楕円形支柱を採用したE8は、柔らかで親しみやすい印象を与えるデザイン。
天然竹天板には100%天然の多層構造竹集成材を使用しており、環境負荷が少なく、エコを重視する方に最適なスタンディングデスクです。
角のない支柱デザインと合わせて、お子様やペットがいるご家庭でも安心してご使用いただけます。

⑤【引き出し付き、おしゃれな外観】——EW8
お部屋の雰囲気に合わせて選べる2色展開。小物の収納に便利な引き出し付きで、つい散らかりがちなデスク周りもすっきり整います。片付けが苦手な方にもぴったりです。

⑥【初めてのスタンディングデスクにおすすめのスタンダードモデル】——EF1
EG1は、シンプルで扱いやすいスタンディングデスクを探している方にぴったり。
コストパフォーマンスに優れ、初めて電動昇降デスクを導入する方でも安心して使用できます。
新入社員や学生の方、限られたスペースで効率的な作業環境を整えたい方にもおすすめです。

⑦【短時間で簡単に組み立てたい方に最適】——E9
家具の組み立てを業者に依頼すると費用がかかりますが、FlexiSpotのE9は短時間かつ簡単に自分で組み立てられる設計。時間や労力を節約しながら、すぐに使い始められます。

⑧【お子様向けのデスク】——SD1
お子様が喜ぶかわいらしいデザインのスタンディングデスクです。
天板の形状や脚フレームの角は丸く加工されており、安全面に配慮しています。
さらに、サイドにはカバン用フックが付いていて、ランドセルやバッグの収納にも便利。
脚フレーム間には補強フレームを設置し、安定性と使いやすさを両立しました。

⑨【電源不要、手動で簡単に昇降できるモデル】——H1
ハンドルを回して高さを調節する手動式の昇降デスクです。
電源が不要なため、設置場所を選ばず使えるのが特長。
コストを抑えつつ、初めてのスタンディングデスク導入にぴったりの入門モデルです。

FAQ(よくある質問)
スタンディングデスクの組み立ては難しいですか?一人でもできますか?
組み立て手順は説明書にわかりやすく記載されています。一人でもできますが、デスク本体にある程度の重量があるため、お二人での作業をおすすめしております。また、現地での組立サービスもご利用いただけますので、ぜひご検討ください。なお、E9シリーズのように、比較的簡単に組み立てられるモデルもございますので、そちらも併せてご覧いただけます。
スタンディングデスクは何年使えますか?
FlexiSpotのスタンディングデスクは、長期間の使用を前提に設計されており、耐久性に優れています。さらに、5年間の製品保証を提供しておりますので、安心してご利用いただけます。耐久性・安全性ともに厳しい試験をクリアしており、毎日の昇降動作にも耐えうる高品質な構造です。
スタンディングデスクにおすすめのアクセサリーはありますか?
はい、FlexiSpotではネジ式キャスターやCPUスタンド、モニターアーム、卓下引き出し、ケーブルダクトなど、多様なアクセサリーを取り扱っています。これらを活用することで作業環境の快適性や効率性が大幅に向上します。