あなたは一日中デスクにかじりついていますか?背中が痛み出してはいないでしょうか?椅子から立ち上がり定期的に休憩を取ることは、脊椎の状態を改善させるだけではなく、生命を脅かす可能性がある健康上の問題をどう防いでいくか、自分の身体に教え込むことができるのです。
長時間座り続けることは危険です
Mayoクリニックは、長時間座り続けると、肥満や高血糖、高コレステロールなど長期にわたる慢性的な健康上の問題に繋がると報告しています。ほとんど体を動かさないでいると、癌や循環器疾患で命を落とす危険性が増大する可能性さえあるのです。さらに、NPRは机にかじりついていると、脊椎の形が「C」形になることがあると報告しています。これは脊椎を構成する椎間板に圧力が不均等にかかることで起こります。いつも脊椎に不均等な圧力がかかっていると、椎間板が正しい位置からずれ、慢性的な痛みを引き起こし、時には手術を必要とすることさえあります。
立ち上がる、ストレッチをする、オフィスの周りを歩くなどの休憩を取ると、脊椎はまっすぐになり、椎間板にかかる圧力が無くなりますので、正しい位置からずれるのを防止できます。また、血行も良くなり、気分を高めることもできます。さらに座っているよりもはるかに多くのカロリーを消費することができます。
脊椎の健康状態を改善するのと同時に、健康上の問題もどう予防していくのか学びましょう:
携帯のバイブでタイマーを設定しましょう
オフィスによっては、業務中に好きなだけ立ち上がることを従業員に許可しているところもあります。もしあなたのオフィスもそうであるならば、一日を通じて、携帯のタイマーを設定し、30分毎に5分間立ち上がるようにしてください。もしあなたのオフィスがそれを許容していない場合は、業務中に立ち上がる、またはオフィスの周りを歩くことはどれくらい許容されるのかを考え、その程度に応じてタイマーを設定してください。水筒に水を補充する、コーヒーや軽食を取る、トイレにいく、Eメールや電話ではなく同僚と直接話す際に設定してください。
電話がかかってきたら、座ったまま応答しないでください
電話がかかってきたら応答するために立ち、通話が終了するまで座らないようにしてください。通話中に歩き回るスペースがあなたのオフィスにありますか?もしあるのなら、通話中は歩き回るようにしてください。もし2階建て以上のオフィスに勤務している場合は、通話中に階段を上り下りすることを検討ください。もし歩数計を身に着けているのならば、通話中の歩行を試みた初日の歩数を記録しましょう。
会議は、動きを取り入れた会議にしましょう
プロジェクトについて話し合ったり、斬新な解決策を見出すために同僚と話し合う必要がありますか?ある研究では、歩きながらの会議は創造性を向上させることが示されました。会議の雰囲気が柔らかくなり、より集中できるようです。また会議後何を話し合ったのかより鮮明に記憶できるようです。デスクに戻ったら、同僚に会議の概要を速やかにEメールで送信しましょう。立ったままメールを送ることができれば、より良いです!
ランチタイムは外へ出ましょう
歩きながらの会議は脊椎を休ませることはできでも、精神的な休憩ではないことを忘れないでください。1人で散歩することは脊椎にも精神的にも休憩となるでしょう。1人での散歩に一番適しているのはランチタイムかと思います。快適なウォーキングシューズに履き替えることもお忘れなく。外出したら休憩を取るとマインドを切り替えるか、周りの景色や音に集中して充電するようにしてください。
明日から始めましょう
今夜就寝前に携帯のタイマーを設定し、明日は業務中に、トイレ休憩や水の補充、5分間の立ち上がりを携帯のバイブがなるたびに行ってください。デスクの電話がかかってきたら、立ち上がって応答し、可能であれば歩き回ってください。同僚と歩きながらの会議を行ったり、ランチ休憩の際にビルの間を15分間散歩できた場合は、1日の終わりの感じ方がどう変化するか観察してください。