腰痛対策から作業効率UPまで|FlexiSpotが教えるオフィスチェア完全ガイド

2025年12月11日

あなたは1日どれくらい椅子に座っていますか?調査によると、日本人の平均座位時間はおよそ7時間に及ぶと言われています。長時間の座位は腰や背中の痛みをはじめ、心血管疾患などさまざまな健康リスクを高めることが明らかになっており、「座りすぎない」「こまめに体を動かす」ことが推奨されています。

しかし同時に、「座っている時間をいかに快適かつ正しい姿勢で過ごすか」も無視できません。体に合わない椅子に座り続けると、腰痛や肩こり、慢性的な疲労を引き起こし、さらに集中力や作業効率の低下にもつながります。つまり、椅子選びは単なる家具選びではなく、「健康への投資」と言えるのです。

本記事では、FlexiSpotが長年にわたり蓄積してきた人間工学の知見に加え、オフィスチェアのセレクトショップ「WORKAHOLIC」の専門スタッフから伺ったプロフェッショナルな視点を踏まえ、オフィスチェア選びのポイントを分かりやすく解説していきます。

まずは「適切な座位姿勢」を知ろう(超重要)

椅子選びを考えるうえで、まず理解しておきたいのが「適切な座位姿勢」です。人の体型は様々で、正しい座り方を維持する際に必要な椅子のサイズや形状もそれぞれ異なります。自分に合っていないものを選ぶと、正しい姿勢を保てず、腰痛や疲労を招く原因になります。

デスクワーク時の適切な座り方には、次のポイントがあります:

  1. 深く腰掛ける: 座面の奥までしっかりお尻を入れ、骨盤が自然に立つ位置で座ります。背もたれと座面が交わるL字部分に骨盤をフィットさせるイメージです。浅く座ると「骨盤の後傾 → 猫背 → 腰痛」という悪循環につながるため、これを防ぐうえでも重要なポイントです。
  2. 背筋を伸ばして体重を背もたれに預ける:無理に力を入れる必要はなく、背もたれを押すのではなく“預ける”感覚で座ります。ランバーサポートがある場合は、腰部に軽く当たる位置に調整すると効果的です。これにより脊椎まわりの筋肉への負荷が軽減し、背中や腰の緊張が減るため、姿勢維持に余計なエネルギーを使わず、集中力も保ちやすくなります。
  3. 足裏全体を床にしっかり接地し、膝は90度前後で曲げる:かかとからつま先まで均等に床につき、膝は90度前後で曲げるのが理想です。足が浮く場合は座面を下げるか、フットレストを使用します。これにより下半身が安定し、骨盤が立ちやすくなるほか、太もも裏の圧迫を防ぐことで血流が確保され、むくみやしびれを予防できます。
  4. 膝裏と座面前縁の間に指2本ほどの隙間を確保する:座面奥行きは膝裏が圧迫されないことが重要です。深すぎても浅すぎても負担になるため、指2本分の余裕が適切な目安となります。これにより太もも裏の圧迫による血流低下や脚のしびれ・冷えを防ぐことができます。
  5. 肘を90度に曲げ、前腕がデスクと水平になる高さを保つ:自然に肘を曲げたとき、前腕がデスクとほぼ水平になる高さが理想です。これにより肩・首まわりの筋肉への負担が減少し、肩こりを防止できます。さらに、キーボードやマウス操作が安定し、手首の負担軽減や作業効率の向上にもつながります。

これらのポイントは、WORKAHOLICで伺ったアドバイスも踏まえてまとめています。

オフィスチェア選びで失敗しない4つのポイント

正しい座り方を理解したところで、次は「その姿勢を実現・維持できる椅子」を選ぶことが重要になります。しかし、現在市場にはさまざまなタイプのオフィスチェアが存在し、自分に合う一脚を見つけるのは簡単ではありません。むしろ、選び方を誤って失敗してしまうケースも少なくありません。そこで本記事では、オフィスチェア選びで押さえておくべき4つの重要ポイントをまとめました。

1.身体との相性を確認

オフィスチェアは「座ってみないと分からない家具」と言われるほど、体格との相性が一番重要なポイントです。身長や脚の長さ、体重によって適した座面の高さや奥行き、背もたれの形状は異なります。特に腰痛対策を重視する場合、自分の骨盤や背骨にフィットするかどうかが快適性を大きく左右します。

試座できる環境があれば、座面奥に深く腰掛けて背もたれ・座面の感触を比較し、背もたれは背骨の S 字カーブに沿って自然に支えられるか、座面は臀部や大腿部に快適に当たるかを確認します。

もし難しい場合は、調整機能の多い椅子を選び、座面高さ、背もたれの高さや角度、アームレストの高さなどを調整しながら、できるだけ快適な状態を目指します。

2.調整機能・使用シーンに合わせる

仕事中に「集中して前傾作業をしたい」「リラックスして後傾姿勢をとりたい」など、シーンによって理想の座位姿勢は変わります。そのため、座面の高さ・奥行き調整、リクライニング、アームレストの調整機能など、体格や作業スタイルに合わせて調整できることが重要です。特に多機能な人間工学チェアは、長時間の作業や在宅ワークに最適です。

3.保証・耐久性・予算

オフィスチェアは長期間使うものだからこそ、保証や耐久性も重要な判断基準です。一般的な市場製品では保証期間が1年前後にとどまることが多いですが、3~5年の長期保証が付いている椅子もあります。購入時は初期費用だけでなく、長期的なコストパフォーマンスも考慮するとよいでしょう。

4.他人の評価を参考

最後に、購入者のレビューや専門家による評価も参考になります。ただし、座り心地は個人差が大きいため、口コミはあくまで目安として捉えることが大切です。信頼性を重視する場合は、医師推奨や国際規格に準拠したエルゴノミクスチェアを選ぶと安心です。

部位別のガイド

前章でお伝えした通り、椅子選びで最も重要なのは「体格との相性」です。その相性を補い、個々の身体にフィットさせるうえで大きな役割を果たすのが各種の調整機能です。そのため近年は、多くの人に合わせやすいよう多機能なオフィスチェアが増えています。ただし、搭載されている機能の中には、人によって必要・不要が分かれるものもあります。

そこで次の章では、椅子を構成する各パーツごとに、よく見られる機能や特徴を詳しく解説します。これらを理解することで、実際の使用シーンや作業スタイルに合わせて、自分に適した一脚をより選びやすくなります。

ヘッドレスト――首元を支える

ヘッドレストは首元を支えるためのパーツで、長時間の着座による首・肩への負担を軽減する役割を担います。適切なヘッドレストを使用することで、背もたれに身体を預けられる時間が増え、頸椎だけでなく腰椎への連鎖的な負担も軽減することにつながります。

ヘッドレストには固定式と可動式があります。固定式は角度や位置の調整ができないシンプルな構造で、コストを抑えることができますが、体格や姿勢に合わない場合はサポート効果が限定的です。一方、可動式は上下や角度などの調整が可能で、ユーザーの首の位置に合わせやすく、幅広い体格に対応可能です。

ヘッドレストによくある悩みと解決策

  • ヘッドレストがない:ヘッドレストが付いていない椅子では、後傾して休息を取る際に首や頭を支えるポイントがなく、首まわりを十分に休ませることが難しくなります。特にリクライニング姿勢での使用が多い方には、ヘッドレスト付きの椅子を選ぶことをおすすめします。
  • 高さや位置が合っていない:「ヘッドレスト付き=安心」とは限りません。ヘッドレストがあっても、高さや位置が身体に合っていなければ首元にうまくフィットせず、かえって違和感を生むことがあります。実際に座ったときに頭部を自然に預けられ、頸椎に「浮き」や「圧迫」を感じない位置に調整することが大切です。固定式ヘッドレストの場合は、購入前に自分の体格に適しているかどうかを確認する必要があります。

FlexiSpotのオフィスチェアは、多くのモデルに高さ・角度を調整できる2Dヘッドレストを採用しています。さらにC7 MorpherとC8では、3Dヘッドレストを採用し、前後調整も可能となっており、より多様な体型や前傾姿勢での作業シーンにも対応できます。

背もたれ――背骨の自然なS字カーブを保つ

オフィスチェアにおいて背もたれは、背中全体を支え、背骨の自然なS字カーブを維持するために欠かせないパーツです。特に腰椎は上半身の重みを支える重要な部位であり、適切なサポートがないと骨盤が後傾しやすく、腰痛や背中の張りを引き起こす原因となります。その結果、集中力や作業効率の低下にもつながるため、背もたれの形状や機能は椅子選びにおいて重要な要素といえるでしょう。

構造設計による種類

背もたれは大きく 腰背一体式 と 腰背セパレート分離式 に分けられます。一体式は背もたれの形状そのものにランバーサポートを組み込み、シンプルかつ安定した支えを提供します。分離式は腰部に独立したサポートを設け、さらに左右に分割されるタイプもあります。構造だけ見ると分離式の方が優れているように思われがちですが、S字カーブに沿った一体式背もたれも十分に腰背部を支えることが可能です。重要なのは構造の違いそのものではなく、自分の体に合い、自然に正しい姿勢を維持できるかどうかという点です。

背もたれに関連する一般的な機能

  • 高さ調整機能:胸椎までしっかり支えられる高さに設定でき、全身をバランスよく支えることが可能です。
  • ロッキング機能:は背もたれを体重で後傾させ、短時間のリフレッシュに最適。反発力を個人の好みに合わせて調整できるモデルもあります。
  • 前傾機能:前かがみでの作業時に背中が浮くのを防ぎ、正しい姿勢を保つサポートをしてくれる高機能な仕組みです。
  • ランバーサポートの位置調整機能:上下・角度を微調整できるほか、座るだけで自然に位置が変わる自動調整型もあります。

背もたれによくある悩みと解決策

  • 身体に合わないこと。長時間デスクワークを行う人にとって、背もたれが体に合っていない椅子は、腰や背中に大きな負担を与える原因となります。可能であれば、ショールームなどで実際に試座し、自分の体との相性を確かめておくことをおすすめします。
  • 前傾作業時に背中が離れる問題。執筆やパソコン作業で前かがみになると背もたれから背中が離れ、猫背になりやすくなります。前傾機能を備えたモデルを選ぶことで、この問題は大きく改善されます。
  • 後傾時に腰部が浮くケース。背もたれを倒した際、主に上背部で支える形になるため、腰が浮いて負担になることがあります。これに対し、FlexiSpotのC7 Morpherはスライドバック機能を搭載し、後傾動作に合わせて背もたれ全体が斜め下にスライド。これにより腰部を継続的にサポートし、後傾姿勢でも快適さを保ちます。

アームレスト――肩や首への負担を減らす重要なパーツ

アームレストは腕や肩の重さを支え、上半身への負担を軽減する役割を担うパーツです。特にパソコン作業や書き物など長時間のデスクワークでは、腕が浮いた状態だと上肢の重量(体重の約10〜15%)がすべて肩や首まわりの筋肉(三角筋、僧帽筋、大胸筋など)にかかり、常に緊張状態になります。その結果、肩こりや首の疲労が蓄積しやすくなるため、適切なアームレストは快適な作業環境に欠かせません。

アームレストの種類

  • 固定式:シンプルで耐久性が高いものの調整ができず、体格に合わない場合は負担となります。
  • 連動式:背もたれのリクライニングに合わせてアームレストも動く仕組みで、後傾時も自然に腕を支えリラックス姿勢に適しています。
  • 跳ね上げ式:上方向に折りたため、省スペース性に優れデスク下収納や作業内容に応じた柔軟な使い分けが可能です。
  • 2D、3Dなど多機能アームレスト:ここで言われる「D」とは「Dimension(方向数)」の略で、調整できる自由度を示します。1D(上下)、2D(上下+左右/角度)、3D(上下+前後+左右/角度)、4D以上(上下・前後・左右・角度など)と段階が上がるほど、体格や作業姿勢に細かくフィットさせることができます。

アームレストによくある悩みと解決策

1つ目は高さや幅が合わず、肩や首が疲れることです。理想的な高さは、座ったときに肘が自然に90°に曲がり、アームレスト表面と水平になる状態。幅は肩幅と同等かやや広めに設定されていると快適です。

2つ目はシーンによって不要になるケースです。椅子をデスク下に収めたいのにアームレストが高すぎて邪魔になる、あるいは楽器演奏などでアームレスト自体が作業を妨げる場合があります。この点、FlexiSpotのFC8は跳ね上げ式アームレストを採用し、さらに背もたれを折りたためるため、省スペースと利便性を両立。在宅ワークから趣味の時間まで幅広く活用できます。

座面――下半身を支え、長時間の快適性を決める基盤

座面はオフィスチェアの中で最も体の重量がかかる部分で、臀部・大腿部・腰への負担を左右する重要なパーツです。適切でない座面は、血流の阻害や下肢のしびれ、姿勢の崩れにつながります。

座面に関連する一般的な機能

  • 高さ調整機能:理想的な高さは、膝が自然に90度程度に曲がり、足裏全体が床に接地する状態です。
  • 奥行調整機能:腰を背もたれに密着させた際に膝裏と座面の前縁に指2本分の余裕がある深さが理想です。
  • 座面前傾機能:前傾作業時に大腿部への圧迫を軽減できる設計になっています。背もたれ前傾機能やランバーサポートの前後調整と組み合わせることで、長時間の前傾姿勢でも快適性を維持できます。

座面にによくある悩みと解決策

座面に関してよくある悩みが座面前縁による大腿部への圧迫です。この圧迫は血流を妨げ、しびれや疲労の原因になります。これを防ぐために、座面前縁に柔らかいクッションを採用したり、圧迫を避けるためのアーチ状デザインが効果的です。

オフィスチェアの素材

張地

張地は、座面や背もたれなど身体が直接触れる部分を覆う素材で、通気性・耐久性・座り心地・見た目の印象に大きく影響します。適切な素材を選ぶことで、長時間の着座が快適になり、作業効率や集中力の維持にもつながります。

種類メッシュファブリック(布地)PUレザー
メリット高い通気性で蒸れにくい柔らかな肌触りで快適冬場も冷たくなりにくい見た目に高級感がある汚れに強く、拭き取りやすい
デメリットクッション性が弱くい摩耗や経年劣化で張りが弱まることがある汚れやすく、シミが残りやすい通気性が低く、夏場は蒸れやすい長期間使用で表面が剥がれたり硬化する可能性

クッション材

クッション材は、オフィスチェアの座面や背もたれの快適性を大きく左右する重要な要素です。たメッシュ素材に加え、モールドウレタンや低反発ウレタンといったクッション材も広く採用されています。

種類メッシュモールドウレタン低反発ウレタン
メリット高い通気性で蒸れにくい高密度で弾力性があり、長時間の使用でもヘタリにくく、体圧分散に優れて腰やお尻への負担を軽減できるゆっくりと沈み込みながら体型にフィットし、局所的な圧迫感を和らげる
デメリットクッション性が弱くい摩耗や経年劣化で張りが弱まることがある通気性はやや劣るため、夏場には蒸れやすい夏場には蒸れやすい、長時間座ると沈み込みすぎて姿勢が崩れやすい

フレーム

フレームは椅子の骨格にあたり、座面・背もたれ・アームレスト・脚部などを支える最も重要な構造部分です。耐久性と安定性の確保、背もたれや座面の各種調整機能を正しく支える、椅子全体のデザインや質感に大きな影響を与えるの役割を担います。

種類アルミ合金ナイロン / 樹脂フレームPA+GF30%(ガラス繊維強化ナイロン)
メリット軽量で取り回しやすい、錆びにくくメンテナンス性が高い、高級感のある質感非常に軽く取り扱いやすい、複雑な形状も成型可能、コストを抑えやすい樹脂フレームに比べて剛性・耐久性が大幅に向上、軽量ながら金属に近い強度、摩耗や変形に強い
デメリットスチールより強度は劣る場合がある、コストが比較的高い耐久性は比較的に低め、経年劣化や紫外線による脆化のリスク純樹脂よりコストが高い、成型には高精度な技術が必要

その他のパーツ

  • オットマン:一部オフィスチェアにオットマンが内蔵されています。リクライニング時に脚を支えることで下半身の負担を軽減し、血流を促進してむくみや疲労を防ぐ役割を持ちます。特に長時間座り続けるデスクワークや休憩時に、脚を自然に伸ばすことができるため、リラックス効果が高く、快適性を大きく向上させます。
  • キャスター:キャスターは椅子の移動を支える重要なパーツで、フローリングやカーペットなど様々な床材の上でスムーズに動かせるように設計されています。快適なワーク環境を実現するためには、360度回転できる静音キャスターを搭載れている椅子を選択した方が良いです。
  • ガスシリンダー:ガスシリンダーは、オフィスチェアの座面の高さを調整するための中核部品であり、安全性と耐久性に直結する要素です。内部に圧縮ガスを封入し、レバー操作によってガスの圧力を利用して昇降を実現します。日本市場に流通しているガスシリンダーは、主に クラス1~クラス4 に分類され、国際基準(EN 16955やBIFMA規格、SGS認証など)をベースに安全性が評価されています。ガスシリンダーは普段目に見えない部品ですが、破損や不良が発生した場合には座面の急な下降や最悪の場合破裂事故につながる可能性もあるため、国際認証を取得したクラス3またはクラス4の製品を選ぶことが推奨されます。

使用シーン別のおすすめ

昇降デスクで広く知られているFlexiSpotですが、実はオフィスチェアのラインアップも豊富に展開しています。人間工学に基づいた設計により、長時間のデスクワークでも快適に座れるよう作られているのが特徴です。もし椅子の買い替えを検討しているのであれば、FlexiSpotのチェアも選択肢の一つとしてぜひチェックしてみてください。ここでは、その中でも代表的なモデルをいくつかご紹介します。

快適性・機能性を最重視するプロフェッショナル向け--C7 Morpher

C7 Morpherは、快適性と機能性を徹底的に追求したハイエンドモデルです。2025年5月にC7 Morpherについて整形外科医100名による評価を行い、98%が「他の人に勧めたい」と回答したため、「AskDoctors医師の確認済み商品」に認定されました。BIFMAやEN1335といった国際規格にも準拠しており、5年保証付きで長期間の使用にも安心感があります。

スライドバックや背もたれ前傾、エアランバーサポートなど機能を備えている点は市場でも珍しく、長時間のデスクワークにおいても正しい姿勢を保ちながら快適に作業を続けることができます。

クラウドファンディング「Makuake」にて予約販売額が2,000万円を突破し、FlexiSpot史上最高記録を更新しました。

座面前傾機能とフルメッシュで、アクティブワーカーに最適--C7 Pro

C7 Proは、アクティブに働く人に向けて設計された機能性と通気性の両立モデルです。2025年5月にC7 Morpherと同時に「AskDoctors医師の確認済み商品」に認定されました。

メッシュ素材はBIFMA認証を受けており、高弾力・耐久性・通気性に優れるため、長時間の使用でも蒸れにくく快適です。腰背セパレート構造が腰部をしっかり支え、座面前傾機能が前傾姿勢での集中作業を自然にサポートします。

デザイン性を重視する人におすすめ--C7 Lite

C7 Liteは、デザイン性とコストパフォーマンスを重視するユーザーにおすすめのモデルです。ホワイト・グリーン・ブラック・グレーと豊富なカラーバリエーションを揃え、インテリアとの調和を重視する方にも選びやすい設計となっています。

フルメッシュ素材を採用しつつ、腰背セパレート構造によりフィット感を確保し、快適な座り心地を実現しています。2Dヘッドレストや4Dアームレストなど、必要十分な機能を備えながらも高いコストパフォーマンスを発揮するモデルです。

腰部サポートを重視する人向け--C8

C8は、特に腰部サポートを重視するユーザーに最適なモデルです。腰背セパレート構造に加え、左右独立可動式のランバーサポートを備えることで、腰部の形状や姿勢に合わせてしっかりとフィットし、長時間の使用でも安定感のある座り心地を実現します。フルメッシュ素材を採用し、通気性と耐久性を確保しながら、座面高さを最低42cmに設定することで幅広い体型に対応可能です。

クッション性重視、柔らかい座り心地を好む人向けのベーシックモデル--C5

C5は、クッション性と柔らかい座り心地を重視する方におすすめのベーシックモデルです。背もたれには通気性の高いメッシュを採用しつつ、座面には厚さ8cmの高密度クッションを組み合わせることで、バランスの取れた快適さを提供します。2Dランバーサポートが腰を支え、2Dヘッドレストと3Dアームレストが自然に姿勢をサポートします。

在宅ワークや限られたスペースに最適。機能性と収納性を両立--FOLDEX(FC8

FOLDEX(FC8は、在宅ワークや限られたスペースでの使用に最適な、省スペース設計のチェアです。背もたれを折りたたむことでデスク下に収納できるため、使わない時も場所を取らず、すっきりとした環境を保てます。さらに組立も簡単で、アームレストは跳ね上げ式となっており、利便性に優れています。

まとめ

現代人は一日の大半を座って過ごすため、オフィスチェア選びは単なる家具選びではなく「健康への投資」と言えます。自分の体型やライフスタイルに合ったエルゴノミクスチェアを選ぶことで、腰痛や肩こり、慢性的な疲労を防ぐだけでなく、集中力や作業効率の向上にも直結します。そのため、デスクワーク中の使用をイメージした座り方で測定を行い、必要な調整機能を備えているかを確認することが重要です。快適さと生産性を両立させるために、ぜひ自分に最適な一脚を選んでみてください。

FAQ(よくある質問)

なぜ不適切な椅子が腰背痛と作業効率低下を引き起こすのか

座面の高さや奥行きが体型に合わない椅子や、腰背サポートが不足した椅子に長時間座ると、腰椎や頸椎に不自然な負荷がかかります。例えば座面が高すぎると太もも裏が圧迫され血流が阻害され、低すぎると骨盤が後傾して背骨のS字カーブが崩れます。さらにランバーサポートが不十分だと腰椎の自然な前弯を保てず、腰痛や肩こりを招きやすくなります。また姿勢が崩れると視線が下がり、首や肩への負担増加やタイピング精度低下につながります。こうした筋肉疲労や血流不良は集中力や判断力を奪い、作業効率の低下やモチベーションの低下を引き起こします。

人間工学オフィスチェアは価格が高いが、本当に投資価値があるのか?

人間工学オフィスチェアは確かに簡易的なオフィスチェアより高価ですが、その分、体への負担軽減や長時間の快適性を提供し、結果として健康維持や生産性の向上につながります。腰痛治療や頻繁な買い替えにかかるコストを考えると、長期的には十分に投資価値があります。

身長や体格が小さい(または大きい)場合でも合う人間工学オフィスチェアはあるのか?

多くの人間工学オフィスチェアは座面高さ・奥行き、アームレスト位置、ランバーサポートなどを調整できるため、幅広い体格に対応可能です。特に座面最低高さは、小柄な方や長身の方が快適に座れるかどうかに直結するため、選ぶ際には必ず確認しましょう。

どのくらいの耐久年数が期待できるか?

使用状況にもよりますが、高品質なオフィスチェアであれば5〜10年程度使用できるものが一般的です。BIFMAなどの国際基準をクリアしたモデルや保証付きの製品を選ぶことで、より安心して長期利用することができます。市販の椅子の保証期間は1年となる場合は多いですが、FlexiSpotの椅子は3年から5年の保証が付いています。

ロッキング機能とリクライニング機能の違いは?

ロッキング機能は、背もたれを体重で押すと連動して座面ごと後方に揺れる仕組みで、短時間のリフレッシュに適しています。リクライニング機能は、背もたれの角度を大きく変えて固定できる機能で、仮眠や休憩時に安定した姿勢をとることが可能です。用途で言えば「揺れて気分転換する」のがロッキング、「しっかり倒して休む」のがリクライニングです。