働き方改革やコロナ禍といった社会の流れによって、労働形態はもちろん、オフィスのあり方までが問われる時代になっています。
テレワークが促され、徐々に浸透してきたいま、デスクワーカーにとっては自宅オフィスの快適化も大きな課題と言えるでしょう。
今回は、企業や個人が、現在の幅広いライフスタイルのなかで快適なデスクワークをするために、健康重視でオフィス家具を選ぶコツについてご紹介します。
社員の健康に配慮したオフィス家具選びのコツ
自社オフィスで社員が快適に働けず、健康被害につながるといったリスクを予防するためにも、社員と企業との信頼関係を深めるためにも、労働環境の快適化は避けて通れません。
また、テレワークや在宅勤務での働きにくさを改善する方法を、個人だけでなく企業側でも考えなければならない時代となっています。
ここでは、社員の健康に配慮したオフィス家具選びのコツを3つのポイントに絞って解説します。
- 健康重視でオフィス家具を選ぶコツ① 各社員の体形に合うデスクを選ぶ 」
長時間にわたるデスクワークによって起きている健康被害のなかで最も多いのが腰痛です。また、肩・首のこりや痛みを訴えるワーカーも少なくありません。
こうした健康被害の原因と言われているのが、デスクやイスのサイズ不適合です。使用する人の身長など、体形に適した高さのデスクを使わないことで姿勢が悪くなり、姿勢の悪さがさまざまな症状や疾病を引き起こします。
猫背になると重い頭部を支えようとして首が反り、肩や腰に負担がかかります。姿勢の悪さは筋肉に余計な負担をかけ、肉体的負担が大きくしかねません。
社員それぞれの体形に合うデスクを採用することが、デスクワークによる健康被害を予防するためには重要。一人ずつに合うデスクを見つけることが難しい場合は、誰にでも合う高さに調節できるデスクを選ぶようにしましょう。
高さ調節できるデスクを選べば、健康促進への効果が期待できるスタンディングワークの導入にも役立ちます。
- 健康重視でオフィス家具を選ぶコツ② モニターアームを導入する
デスクの快適性をさらに高めるためには、パソコンのデスクトップの位置に留意するのが効果的です。
パソコン画面を見下ろす姿勢になると、体に負担がかかり、肩こり・腰痛などにつながってしまいます。
ディスプレイ画面を社員ごとに適正な位置に合わせるには、モニターアームを導入するのが理想的です。
モニターアームがあれば、ディスプレイを見る姿勢が自然に正されるため、体への負担を軽減することができます。
- 健康重視でオフィス家具を選ぶコツ③ 人間工学に基づいて設計された家具を選ぶ
健康に重点を置いてオフィス家具を選ぶには、そもそも健康に配慮して設計・製造された家具を選ぶのが近道です。
人間が健康的で安全に作業や動作を行うために、人間工学を学ぶという方法があります。しかし、手軽に人間工学の視点をオフィスに取り入れるには、あらかじめ人間工学に基づいて設計・製造された家具を選ぶのが最適と言えるでしょう。
- 人間工学とは?
一般社団法人「日本人間工学会」によりますと、人間工学とは、“人間工学は、働きやすい職場や生活しやすい環境を実現し、安全で使いやすい道具や機械をつくることに役立つ実践的な科学技術”です。
人間工学はもともとヨーロッパで始まった学問とされていますが、現在では世界各国に普及し、多くの労働者の健康を支えています。
まとめ
オフィスでのデスクワークも在宅でのデスクワークも、環境が快適でなければ集中力や業務効率を下げてしまいます。
大切な社員の健康を守るには、長時間にわたって体を支えるオフィス家具を慎重に選ぶことが重要です。
使う人それぞれの体形に最適な高さに調整できるデスクやイス、自然に正しい姿勢へと促すモニターアームの導入は、デスク環境の快適化にたいへん効果的!
職場環境の改善を考えている方は、人間工学に配慮されたデスクやツールを見極めて選ぶことをおすすめします。
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