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オフィスチェアの選び方:自分に合った椅子で快適な作業環境を

2025年5月15日

皆さんは、毎日どれくらいの時間をイスに座って過ごしていますか?

オーストラリアの研究機関による調査では、日本人の1日あたりの平均座位時間はなんと約7時間。世界でもトップクラスの長さだそうです。仕事に、勉強に、そしてリラックスタイムに――気づけば、私たちは生活の大半をイスの上で過ごしています。

そんな毎日を支えるイス、果たして今のものは本当に身体にフィットしていますか?店頭やネットで色んな椅子が並ぶ中、「何を基準に選べばいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、オフィスチェア選びで押さえておきたいポイントを、サイズ・機能・素材・品質・価格の5つの観点から詳しく解説いたします。長く使うものだからこそ、自分にぴったりの一脚を選んで、毎日の作業時間をもっと快適に。ぜひ最後までチェックして、イス選びの参考にしてみてくださいね。

サイズ:身長や体型に合った椅子が基本

オフィスチェアを選ぶとき、最初に確認したいのが「サイズ」です。どんなに高級なチェアでも、自分の体にフィットしていなければ、その快適さは半減してしまいます。座面が高すぎたり、背もたれが合っていなかったりすると、姿勢が崩れ、肩こりや腰痛といった身体の不調につながることも。特に長時間座ることが多い方は、自分の身長や体格に合ったチェアを選ぶことが、快適な作業環境づくりの第一歩になります。

1.理想的なサイズとは?

  • 座面の高さ:足の裏がしっかり床につき、膝が約90度に曲がる位置がベスト。高すぎると太ももの裏に圧力がかかり、低すぎると腰に負担がかかってしまいます。
  • 座面の奥行き:座ったときに膝裏と座面の間に約4〜6cm(握りこぶし1つ分)の余裕があるのが理想。これにより、血流を妨げにくく、長時間でも快適に座れます。
  • 背もたれの高さ:肩甲骨以上を支える「ミドルバック〜ハイバック」タイプがおすすめ。特に首や肩の疲れが気になる方には、ヘッドレスト付きのハイバックタイプをおすすめします。

2.サイズの調整が可能かどうか

多くのオフィスチェアには「座面の高さ調節機能」がついていますが、「座面の奥行き」や「背もたれの高さ」まで調整できるものは、まだそれほど多くありません。人の体格はさまざまなので、調整できる範囲が広いモデルを選ぶと、自分にぴったり合う座り心地に近づけやすくなります。

機能性:体に合わせて細かく調整できるかが重要

人の体格や姿勢、作業スタイルは一人ひとり異なります。また、同じ人でも仕事内容によって理想的な座り方は変わってきます。そのため、椅子に備わっている調整機能の豊富さは非常に重要なポイントです。調整機能が充実していれば、椅子を「自分の体に合わせて」カスタマイズでき、長時間でも快適な姿勢を保つことができます。ここでは、代表的な調整機能とその役割について解説します。

1.ヘッドレスト

首の疲労を軽減し、リクライニング時にも頭をしっかり支えてくれます。特に長時間のデスクワークをする方にとっては欠かせない機能です。高さや角度が調整できるタイプだと、より自分に合ったポジションに設定できます。

2.背もたれ

背もたれの角度や高さを変えることで、自然な背骨のS字カーブをサポートします。背中全体をしっかり支えることで、腰への負担が軽くなります。

3.ランバーサポート

腰椎の自然なカーブを保つには、ランバーサポートが不可欠です。位置や硬さが調整できるタイプなら、自分の腰にぴったりフィットさせることができ、腰痛予防にもつながります。

4.座面調節

座面の高さや奥行きを調節することで、自分の脚の長さにぴったり合わせられます。太ももやお尻への圧力を分散でき、血流の妨げや疲労の蓄積を防ぐ効果が期待できます。

5.アームレスト

高さ・角度・前後・左右の位置を調整できるモデルが理想。肘が机と同じ高さにくることで、肩が自然とリラックスした状態になり、肩こりの予防にもつながります。

6.オットマン

特にリクライニング時に便利な機能です。脚を伸ばせることで血行が促進され、むくみや疲れの軽減にも効果的。仮眠を取りたい方にもおすすめです。

7.リクライニング機能

背もたれを倒してひと息つけるリクライニング機能は、作業の合間に体をリフレッシュさせるのにぴったりです。

角度を固定・ロックできるタイプなら、姿勢の自由度が広がります。反発力の調節が可能なモデルであれば、スムーズにリクライニング姿勢へ移行でき、より快適です。

素材:座り心地を大きく左右するポイント

オフィスチェアの素材は、見た目の印象だけでなく、座り心地やお手入れのしやすさにも直結します。素材の違いを理解しておくことで、自分のライフスタイルや使用環境にぴったりの一脚が見つかりやすくなります。

1.座面の素材

  • ファブリック(布地):通気性が良く、優しい肌触りが魅力。ただし汚れやすいため、定期的な掃除は欠かせません。
  • PUレザー/PVCレザー:見た目に高級感があり、水や汚れにも強いため、お手入れが簡単。ただし、通気性はやや劣ります。
  • プラスチック:軽量で扱いやすく、価格も比較的安価。ただし、長時間座るにはやや快適性に欠ける場合もあります。
  • メッシュ:優れた通気性で、長時間座っても蒸れにくいのが特長。ただし、長年使うとたるみが出てくる可能性もあります。
  • ウレタン:クッション性に優れた素材で、座り心地を重視する方におすすめ。ただし通気性は商品によって差があります。