最近、クラフト(手芸)やDIY(Do it yourself)に夢中になる人が増え続けています。しかし、誰もそれを咎めることはできません。誰もが、家の中のものをより少ないコストで、美しく機能的にしたいと考えるものです。
私の知り合いの母親は、娘の婚約パーティーに手作りの物を持って参加しました。Dollar treeで花を手配して、数時間後には今まで見たこともないような美しいセンターピースを作ったのです。
また、デイブ・ラムゼイの資産形成法をしっかりと信じている人もいて、子どもの18歳の誕生会のためにパーティープランナーを雇う代わりに、すべてを自分で行いました。あるいは、多くの女性が自分で装飾品や収納バッグを作り、古着をリサイクルして着こなすのを見てきました。
クラフトやDIYには無限の可能性があります。
クラフトとは、創意工夫し、丁寧かつ上手に、自らの手で装飾品を作る趣味や活動のことです。DIY(Do It Yourself)とは、専門家の手を借りずに物を修理したり、改造したり、作ったりする活動です。
そのルーツは、紀元前6世紀に南イタリアで発見されたギリシャの建造物にまで遡ります。遺跡でみつかったものの中には、組み立て方の説明書が付いているものもありました。現代の考古学者は、この遺跡を家具ブランド「IKEA」になぞらえて、「古代IKEAビルディング」と呼んでいます。
この地域は8世紀以降、マグナ・グラエキアやシチリアと呼ばれた、南海岸を移動・居住していたギリシャ人と交易・交流していた場所だと言われています。
この遺跡のことをブリティッシュ・スクール・オブ・ローマのディレクターは、「当時の石工マークの最も明確な例だ。まるで誰かが他の人に部品の大量生産を指示し、それを一定の方法で組み合わせているかのようだ」と語っています。
北米でのクラフトやDIY文化のルーツは、「ポピュラー・メカニクス」(1902年)と「メカニクス・イラストレイテッド」(1928年)という雑誌にあります。この雑誌は、小さな町や農場にいる読者をターゲットとして、便利で実用的な使い方や、技能の高め方、必要な道具や材料の揃え方など、時流に乗ったものでした。
DYIという言葉は1950年代以降よく使われるようになった
DIYは、日曜大工で家の修繕をしたり、家全体の建築プロジェクトを行ったり、あるいは小さな工芸品を作ったりする人たちを含みます。工芸家たちは、自分の手で作ったものだと主張することで、大量生産や大量文化に対抗してきました。
DIYや工作の技術は、核シェルターを自前で作るなど、戦争に適応するための武器にもなりました。それに加えて、当時の失業率の上昇と社会的緊張により、DIYやクラフトは単なる趣味ではなく、生活のために必要不可欠なものとなったのです。
そして、インターネットが出現したことにより、DIYやクラフトの技術は、より身近なものになりました。
家の改造をテーマとした最初のウェブコンテンツは、「HouseNet」でした。ユーザーが改造のヒントや技法を共有し、他のユーザーが自分で試してみるという掲示板スタイルのサイトです。これは現在のPinterestに似ていますが、文章よりも視覚的な表現が多いのが特徴です。
1995年には、幅広いDIYコンテンツを無料で提供することを目的に、HomeTips.comという、専門家が立ち上げたサイトが登場しています。これは、ホームビデオを使ってDIYの技術を視覚的に広めようとした人たちとよく似ています。
この文化は、テレビのような他のメディアにも広がり始めています。1979年、PBSは「This Old House」というテレビシリーズを開始し、テレビによるDIY革命を起こしました。この番組は、お金をかけずに家の生活環境を改善し、家の市場価値を高める方法を人々に教えるというのが人気でした。
1994年にはアメリカとカナダでHGTVケーブルネットワーク番組が始まり、続いてDIYケーブルネットも設立されました。これらは、家の修繕から編み物まで、DIYに興味がある、ありとあらゆる人々を対象としました。
それ以来、Martha StewartやMaria Kondoなど、多くの人がソーシャル・メディアに登場し、Tiktokもカルト的な人気になっています。
ファッション界では常にDIYが浸透しています。
男性でも女性でも、芸術的なスキルを持った多くの人が、人目を引く美しい服を作りたいと思っています。昨今は、そのようなファッションのヒントがYoutubeにたくさん集まっています。
手作りのジュエリーやアクセサリー、メイクの仕方、ヘアスタイル、古着の縫い方など、ファーストファッションを回避する方法を見つけ、ゴミを減らす必要性を支持する人が増えて、流行しています。
シャツやジーンズの漂白、デニムやヘアアクセサリーの研究、布地の再デザインや再利用、ジーンズのディストーションなど、自宅で簡単にできる方法についても、いくつものビデオを見つけることができます。
パンクムーブメントもDIYに貢献
有名バンドもはじめは、自分たちで録音し、アルバムやグッズを製作し、自分で会場を予約し、他の小さなバンドとお互い助け合いながら、低コストのツアーを繰り返すことからスタートしています。
現代では、ヒップホップ文化がこれを受け継ぎ、自分たちで音楽を作ってSoundcloudにアップロードしています。ある人たちはミックステープを作ってCDに焼いたり、SpotifyやiTunesで購入してもらうためにアップロードしてストリーミングしています。
DIYやクラフトの文化には、非常にカラフルな歴史があります。それは、私たちの環境や人生がカラフルなのに似ています。創作活動は非常に充実し、精神的な健康や気分の安定にも良いとされています。なぜなら、創作や生産に没頭できるからです。
FlexiSpotの電動昇降スタンディングデスクE3は、DIYやアート&クラフトが好きな方に最適です。
デザインを描いたり、スケッチしたりするときの姿勢をサポートするために、テーブルトップが傾くようになっています。また、引き出しが付いているので、工具を収納することができます。あるいは、DIYを始める前に、ビデオを確認するにも最適です。
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